設計と施工

1 根入れは、用途（道路、河川等）によって従来の擁壁と同じ考え方です。短区間で縦断勾配に変化がある場合は、各種基準に従い最小根入れを確保して、一定勾配にするか、高さ調整の異形タイプを使いながら階段状にする等の方法があります。

2 適用範囲（最大使用高さ）としては、10ｍ程度が目安となります。
※「道路プレキャストコンクリート工指針」（令和5年6月発行）参照。

3 伸縮継手目地（間隔）は、従来の同形態の擁壁と同じ考え方で設計して下さい。
※基準例：国土交通省10ｍ、NEXCO20m

4 基礎及び天端コンクリートの寸法、形状は現場の諸条件に合せて決定して下さい。

5 据付け及びコンクリート打設手順は別途“築造仕様書”を参照して下さい。

6 本工法は、専用裏型枠・セパレーターを標準仕様としておりますのでご使用の際は、事前に付属部品の取扱いについてご相談下さい。
（市販の部品では控長が確保出来なかったり、正確に固定出来ない場合があります）

7 施工は製品および重機械の取扱いに十分注意し、安全な作業を行って下さい。


 

標準施工断面図

施工手順