パンチングカバーの特色

枯葉が堆積しても排水機能を確保

枯葉が堆積しても排水口が閉塞せず通水断面が確保できるよう、跳ね上げ式の蓋を持つ開口としました（写真-2）。

丸穴などでは枯葉が堆積すると、雨水時には水圧で枯葉が開口に押し付けられて雨水の流入が阻害されますが、跳ね上げ式の蓋を持つ開口では跳ね上げ部が枯葉を押し上げます。閉塞は起きにくいと考え、枯葉堆積が起きやすい山側に配置しました。（図-1に排水概念を示します）。

さらに谷側部分については、枯葉が蓋を越流した雨水により押し流されることから、枯葉による開口閉塞はあまり考えられないので、雨水流入効果の高い丸穴としまた。また縦排水に使用する場合には、葛などのつた植物の水路内への侵入を阻止するためすべて跳ね上げ式の蓋を採用しました。

人力での現場搬入を考慮し軽量化

軽量だが点検員が乗っても水路に落ち込まないよう、薄いZAM鋼板を屋根型に整形し、端部を水平・垂直方向に交互に折り曲げて、水路上部で踏ん張る形状としました。

これにより、1.6㎜厚のZAM鋼板でも補強なしで十分上載荷重に耐える構造となり、PU300用1.2m製品で約4.0kgの軽量となっています。