製品情報
貯留・防災システム
路面排水処理桝
SAVE / 油水分離ますシリーズ
- 認定・規格・準拠図書等
-
- 道路土工盛土工指針
- NEXCO四国支社油水分離桝標準設計図集
- 特別仕様
-
- 現場打ち→プレキャスト対応
- 取扱地域
-
- 北海道
- 東北
- 関東
- 中部
- 北陸
- 近畿
- 中国
- 四国
- 九州
- 沖縄
みずから環境を意識し
安全そして安心した環境創りを提案します。
道路周辺には、人々の生活している町や自然生態を形成している山林、水田や畑またそれに利用する溜池などが点在しており、道路路面上に降った雨水は排水路を経て、その溜池や河川といった公共用水域に流れています。
経済の高度成長に伴って、交通量の増加と車両の大型化が進み、近年路面は様々な汚濁物によって汚れてきていると思われます。「SAVE」はそのような問題を緩和し、環境改善に貢献することができます。
3D:Mシリーズ
3D:Sシリーズ
特長
用途
路面排水の流出域に農業用溜池、清流及び油等の流出により多大な影響を及ぼす箇所の対策として利用していただけます。
施工性
SAVE-S、Mは箱型ブロックを上下に組み重ねる構造なので、運搬・据付が簡単に行えます。
適応性
土工部のほか橋梁下部工に添架することも可能であらゆる場所に最適な製品を選定していただけます。
処理方法
水との比重差により沈殿および浮上分離する物理的浄化を基本とします。
効果
NEXCO設計要領に準処した性能確認実験をNEXCO様立ち会いのもと実施し、油分離性能と最大許容流入量を確認しています。
実績
旧日本道路公団様のご指導のもと、1997年にプレキャストコンクリート製油水分離桝の開発を開始し現在まで約12,000基をNEXCO、国土交通省、地方公共団体、法人様に販売しております。
メンテナンス
目視確認により年1回の清掃を基本としています。NEXCO設計要領では安全・確実な維持管理が最も重要とされており、当社はその趣旨に適合した製品作りを行っています。
経済性
ブロックの標準化及び工場製作の利点を生かし、現場打ちより施工性の良い製品を安価に提供することが可能となりました。
SAVE選定フロー
設置場所と集水面積・施工条件が決まればSAVE選定フロー従いどの製品が適切か判断していただけます。
●選定フロー掲載製品は全て設計要領記載の確認実験をNEXCO様立ち会いの下実施し性能確認しています。
●集水面積に対応する製品は国内最大180mm/hの降雨強度でも溢水しない許容流入量を持っています。
(国内ほとんどの地域の降雨強度に対応できる許容流入量を有していますが、設計降雨強度が180mm/hを超える場合はご相談ください)
●油水分離性能は8ℓ/secの流入量(10mm/hの降雨強度)で概ね90%を確認しています。
●貯油量はいずれの製品も600ℓとなっています。
●すべての製品は設計要領の趣旨に従い点検・清掃が容易にできる構造となっています。
●FRP製油水分離水槽は人力での小運搬が可能です。
SAVE M シリーズ 【特許第6346798号】【特許第5839432号】
SAVE-Mシリーズは一般的なプレキャストコンクリート製の油水分離桝です。
NEXCO様から実施許諾を受けた設計要領記載の標準型【特許第6346798号】をプレキャスト化【特許第5839432号】した製品です。
プレキャスト化により性能向上が図られ許容流入量は150ℓ/secとなっています。
設置場所により、のり面・平地タイプのほか上部を駐車スペースとしての利用が可能な駐車場タイプの3種類があります。
SAVE S シリーズ 【特許第5967681号】
SAVE-Sシリーズは使い勝手の良い小型油水分離ますで約3.000基の販売実績を持ち、建設段階はもちろん維持管理段階で最も使用していただいています。
SAVE FB タイプ 【特許第5951099号】
検査路から維持管理するため奥行500mm程度とコンパクトで貯留水を含め重量1,260kgと軽量となっています。
SAVE FS タイプ 【特許第4963448号】
SAVE-FSタイプは人力施工をも可能にしたFRP製の小型・軽量な油水分離桝です。
地表に据え置きして橋面排水管を接続する場合と地面に埋め込んで排水工を接続する場合があります。
並列配置の事例
集水面積が大きくなり単体の能力を超えた場合にはSAVE-S・Mを並列に配置して性能を倍増化させることができます。
プレキャストコンクリート製油水分離桝「SAVE-Mシリーズ」性能確認実験
1.実験の概要
SAVE-Mシリーズは、NEXCO設計要領記載の「標準型の油水分離ます」をプレキャスト化したものである。
同設計要領記載の流入量の公表値(100ℓ/sec)はかなり余裕を持たせたものと予想されたため、本来の性能を把握するために、最大許容流入量の確認を行った。
2.実験設置
大型の水中ポンプを複数台用いて、整流水槽を介し、流入たて溝より一定流量を油水分離桝に通水させる装置を構築して実験を行った。流量調整は、作動させるポンプの台数調節と流量調整バルブを併用して行った。
3.実験状況
実験は平成29年8月、当社MSセンターにおいてNEXCO総研様立ち会いのもと実施した。
4.実験結果
実験により150ℓ/secの流入量でも油水分離槽からの溢水は確認されなかった。また油分離性能は8ℓ/secの流入時に概ね90%の分離性能を確認した。
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