施工現場紹介
施工現場の紹介<供用路線の中分防護柵改良事例>
発注者:中日本高速道路株式会社 東京支社 富士保全・サービスセンター
工事名:東名高速道路 富士管内防護柵改良工事(2020年度)
場 所:静岡県静岡市清水区
施工時期:2021年3月~4月
施工規模:S450×H900×L1990、S450×H900/1000(1100)×L1990 延長約1,000m
◎プレキャストガードフェンス(PGF)に関する詳細はこちら
【概 要】
高速道路の鋼製中分防護柵をコンクリート製に改築する工事であり、太平洋と水際で接した区間のため台風等の高波の時は、防波堤を超えてくる越波により砂利等が路面に押し上げられ、通行止めを余儀なくされていた。
そこで中分防護柵をコンクリート製にすることにより、ガードレールの下をくぐり抜けて山側の車線に流れ込む砂利等をコンクリート防護柵にすることによりせき止めることを主眼とした工事。
通常のコンクリート防護柵は車両衝突時の滑動を抑止するためにシールコンクリート中に100mm程度の根入れを取る必要があるが、当該区間では光ケーブルが浅いところに埋設されており砕石や均しコンクリートも併せると、300mmの深さを掘削することは困難であると共に、事前の移設には多くの時間と費用が必要であった。
施工はガードレールを存置したまま表面のシールコンクリートを打設し、防護柵を日々設置する分だけのガードレールを撤去し、その上に重量が重く根入れを取る必要がない自重式SB種の防護柵を設置。
PC緊張で連結するまでの間は鋼製連結金物で連結し防護柵の連続性を担保する方法を取り、仮設防護柵を用いずに改築することが出来た。
【施工写真】
着工前中分と既設防護柵
植栽撤去後のシールコンクリート
防護柵ブロックの設置状況
コンクリート防護柵中分の完成
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